北海道のワイン日記

北海道は食の宝庫

2020年09月15日 12時25分

ワインは水を一滴もつかわないその醸造方法からその地の気候、風土が色濃く出るものとなります。
その環境をまさに反映したといっても過言ではない味わいはその気候で同じよう育つ地元の食材が非常に合うのです。

土地に合わせて育った農産物と会うのはもちろんですし、その土地の飼料を食べて育った家畜とも根強い関係を持つので、
ワインと同じ環境で育った食材は相性がいいというのは自然なことでしょう。

北海道の食材といえばカニ、ホッケなど海の幸を連想される方も多いでしょうがけしてそれにかぎられていません。
食の宝庫と言われる北海道はたまねぎ、ほうれんそうなどの農産物、バター、ハムなどの畜産物まで
その広大な土地にふさわしい多岐にわたる食材が生産されています。

また最近は米の生産に関しても着目されていて、北海道ではなんでも揃う恵まれた環境へと進化してきました。
それだけの食糧自給率を誇る北海道、その豊富な食環境に見合うだけのワインが多数取り揃えられています。

その土地の生産物を目安にワインの購入の際の参考にできるので、この料理に合わせて味わいたいといった目的があるときにすんなりと選べるのも嬉しいです。
また北国のワインは気温の都合から少々酸味の強い仕上がりとなっていますが、それも北国の特有のワインの味として楽しんでいただけるでしょう。
少し強い酸味は科学的な中和に頼らず、自然のままにまかせて醸造されたワインである証拠なのです。